【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「……ブレンダン様。ありがとうございます。とても、嬉しいです。でも、私にはリカルド様しかいなくて……本当にごめんなさい」
ブレンダンはスイレンの言葉を聞いて、何故かにこっと笑った。その笑顔に不意をつかれてスイレンは、目を見開いて驚く。
ベッドに座ったままのブレンダンは、その場を一歩も動かずに言った。
「ちゃんと応えてくれて、ありがとう……けど、僕はこれからも君のことが好きだよ。いつか、次の誰かを好きになれる日が来るまでずっと。君が僕の一番だと思う。それだけは、どうか許してね」
彼の言葉に頷いたスイレンを見る目は、どこまでも優しくて。
ここで彼を傷つけた自分が泣くのはおかしいと思い、スイレンは必死で零れそうな涙を堪えた。
◇◆◇
ブレンダンの家の玄関を出て目の当たりにした夕焼けの空は、赤い。夕日を浴びて外でスイレンを待っていてくれたリカルドの赤い髪は、まるで燃えているようだ。
「……あいつとの、話は終わった?」
家から出て来たスイレンに気がつき、彼は優しく聞いてくれた。
ブレンダンはスイレンの言葉を聞いて、何故かにこっと笑った。その笑顔に不意をつかれてスイレンは、目を見開いて驚く。
ベッドに座ったままのブレンダンは、その場を一歩も動かずに言った。
「ちゃんと応えてくれて、ありがとう……けど、僕はこれからも君のことが好きだよ。いつか、次の誰かを好きになれる日が来るまでずっと。君が僕の一番だと思う。それだけは、どうか許してね」
彼の言葉に頷いたスイレンを見る目は、どこまでも優しくて。
ここで彼を傷つけた自分が泣くのはおかしいと思い、スイレンは必死で零れそうな涙を堪えた。
◇◆◇
ブレンダンの家の玄関を出て目の当たりにした夕焼けの空は、赤い。夕日を浴びて外でスイレンを待っていてくれたリカルドの赤い髪は、まるで燃えているようだ。
「……あいつとの、話は終わった?」
家から出て来たスイレンに気がつき、彼は優しく聞いてくれた。