【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「私。今回のことで、思ったんです。リカルド様のような……危険なお仕事をされているなら。一緒に居られる時は、出来るだけ一緒に居たいなって」
リカルドはスイレンが心配していることを理解して、苦笑した。
「……スイレン。二度も捕らえられたところを見せた俺が言うのもなんだけど、これは特別だ。そんなに心配しなくても、今回のようなことはそう多くはないよ。普段なら、俺は……常勝の英雄とまで言われているから。負けることはない……なんか自分で言うと、恥ずかしいな」
複雑な表情になったリカルドの言葉を聞いても、スイレンはそれなら安心だなんて、とても思えなかった。
「早く。結婚したいです」
真っ直ぐに目を見て珍しく少し甘えるように口にしたスイレンに、リカルドは驚いた顔をした。
まさか普段、控えめなスイレンが、いきなりこんなことを言い出すと思っていなかったのか、目に見えて狼狽えた様子で片手で口元を押さえている。
「いや。俺は、そう言ってくれるのは嬉しいけど……うん。そうだな、俺も早く君と結婚したいよ。来年の誕生日が来るまで、待ち切れないな」
リカルドの顔が赤くなっているように見えるのは、二人を照らしている夕焼けのせいなのか。それは、スイレンにはもうわからない。彼の表情を見れば、自分の言葉を喜んでくれていることは一目瞭然だった。
きっと、自分も彼に負けないくらいに、全身くまなく赤くなっているに違いないとスイレンは思った。
リカルドはスイレンが心配していることを理解して、苦笑した。
「……スイレン。二度も捕らえられたところを見せた俺が言うのもなんだけど、これは特別だ。そんなに心配しなくても、今回のようなことはそう多くはないよ。普段なら、俺は……常勝の英雄とまで言われているから。負けることはない……なんか自分で言うと、恥ずかしいな」
複雑な表情になったリカルドの言葉を聞いても、スイレンはそれなら安心だなんて、とても思えなかった。
「早く。結婚したいです」
真っ直ぐに目を見て珍しく少し甘えるように口にしたスイレンに、リカルドは驚いた顔をした。
まさか普段、控えめなスイレンが、いきなりこんなことを言い出すと思っていなかったのか、目に見えて狼狽えた様子で片手で口元を押さえている。
「いや。俺は、そう言ってくれるのは嬉しいけど……うん。そうだな、俺も早く君と結婚したいよ。来年の誕生日が来るまで、待ち切れないな」
リカルドの顔が赤くなっているように見えるのは、二人を照らしている夕焼けのせいなのか。それは、スイレンにはもうわからない。彼の表情を見れば、自分の言葉を喜んでくれていることは一目瞭然だった。
きっと、自分も彼に負けないくらいに、全身くまなく赤くなっているに違いないとスイレンは思った。