【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「……久しぶりに、君の花魔法が見たいな。ワーウィックも、長距離を飛ぶ前に腹ごしらえしたいだろうし」
明らかに彼が暗い話題から話を変えたがったのを理解出来てしまったので、スイレンは何も言わずに、その言葉を叶えた。
期待にキュルキュルと弾んだ声を出すワーウィックが進む方向へ向けて、無数の魔法の花を浮かべた。数え切れぬほどの蕾が花開いて、ワーウィックの口の中に消えるものもあれば、そのまま地上に向けて落ちてしまうものもある。
澄んだ青い空に浮かぶ色鮮やかな無数の花と、それを追いかける鮮やかな赤い竜。その光景は、ただただ眩しかった。
「ガヴェアに着いたら、何か美味しいものを食べようか。スイレンは、何が好き?」
嬉々として、花を食べているワーウィックに触発されたのか。先ほど朝食を食べたばかりのリカルドは、自分の前に座っているスイレンの身体をより抱きしめながら言った。
「そうですね……着いたら、色々見て回りたいです。私はずっとガヴェアの王都を出たことがなくて……実はこんな風に楽しみながら旅をするのは、産まれて初めてなので」
明らかに彼が暗い話題から話を変えたがったのを理解出来てしまったので、スイレンは何も言わずに、その言葉を叶えた。
期待にキュルキュルと弾んだ声を出すワーウィックが進む方向へ向けて、無数の魔法の花を浮かべた。数え切れぬほどの蕾が花開いて、ワーウィックの口の中に消えるものもあれば、そのまま地上に向けて落ちてしまうものもある。
澄んだ青い空に浮かぶ色鮮やかな無数の花と、それを追いかける鮮やかな赤い竜。その光景は、ただただ眩しかった。
「ガヴェアに着いたら、何か美味しいものを食べようか。スイレンは、何が好き?」
嬉々として、花を食べているワーウィックに触発されたのか。先ほど朝食を食べたばかりのリカルドは、自分の前に座っているスイレンの身体をより抱きしめながら言った。
「そうですね……着いたら、色々見て回りたいです。私はずっとガヴェアの王都を出たことがなくて……実はこんな風に楽しみながら旅をするのは、産まれて初めてなので」