【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
彼女が何をしているのかはわからないが、リカルドに何かをしようとしていることは理解出来た。
リカルドは彼女に近付き、ゆっくりと首を振った。何かの魔法なのか、彼女の頭の上には透明の傘のようなものがあった。
(こんなに低い気温の中で、雨の降る寒い外に出ていたら……彼女が風邪をひいてしまう)
拒否されたと、勘違いしてか。可愛いその子はしゅんと肩を落とし、ただリカルドの服を浄化したかったのだとそう言った。
(え。めちゃくちゃ可愛い。なんなのこの子)
リカルドにとって一番身近な異性である気の強い婚約者のイジェマとは、比べ物にならないくらいの健気な素直さ。
ここでときめいても、どうしようもないことだとはわかっているが、思わずリカルドの胸は大きく高鳴った。
リカルドはとにかく彼女をこの寒い場所から遠ざけたくて、もう一度首を振った。
何を考えたのか。彼女は自分の上にある空気の傘をリカルドの上に移動させ、自分自身は服もぐっしょりと雨に濡れてしまった。その姿を見て、そんなつもりではなかったリカルドは、ひどく慌てた。
リカルドは彼女に近付き、ゆっくりと首を振った。何かの魔法なのか、彼女の頭の上には透明の傘のようなものがあった。
(こんなに低い気温の中で、雨の降る寒い外に出ていたら……彼女が風邪をひいてしまう)
拒否されたと、勘違いしてか。可愛いその子はしゅんと肩を落とし、ただリカルドの服を浄化したかったのだとそう言った。
(え。めちゃくちゃ可愛い。なんなのこの子)
リカルドにとって一番身近な異性である気の強い婚約者のイジェマとは、比べ物にならないくらいの健気な素直さ。
ここでときめいても、どうしようもないことだとはわかっているが、思わずリカルドの胸は大きく高鳴った。
リカルドはとにかく彼女をこの寒い場所から遠ざけたくて、もう一度首を振った。
何を考えたのか。彼女は自分の上にある空気の傘をリカルドの上に移動させ、自分自身は服もぐっしょりと雨に濡れてしまった。その姿を見て、そんなつもりではなかったリカルドは、ひどく慌てた。