【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
あの女の子が、どうしても心配になった。
(遠くまで、逃げてくれよ……)
彼らのリカルドが目的であることは、ガヴェアも承知なのだろう。檻のある広場は、混乱を極めてきた。衛兵達も、殺気立っている。
(スイレンも、何かに巻き込まれて怪我なんてしなければ良いが)
心配になって辺りを見渡したリカルドの頭の中に、待ちに待っていたワーウィックの声が響いた。
(お待たせ! リカルド!)
深紅の竜ワーウィックが音を立てて、一直線に広場に降り立った。
檻の中に居る自分を見て、相棒の竜騎士をこんな酷い目に遭わされた怒りで我を忘れているようだ。いつもは冷静な判断を下す竜が、鋭い牙を剥き出し激しい威嚇音を鳴らしている。
口から激しい赤いブレスを吹き、それを見た多くの衛兵達が逃げていく。ワーウィックが軽く鉄格子を掴むと、簡単に撓む。
リカルドはその隙間から檻から出て、ワーウィックの頬に手を当てた。
(怪我は治ったんだな。心配した。良かった)
(こっちの台詞だよ! 僕の命乞いするなんて、バカな真似をして……もう良い。後にしよう。とにかく、すぐに飛び立つ。もう時間がない)
(遠くまで、逃げてくれよ……)
彼らのリカルドが目的であることは、ガヴェアも承知なのだろう。檻のある広場は、混乱を極めてきた。衛兵達も、殺気立っている。
(スイレンも、何かに巻き込まれて怪我なんてしなければ良いが)
心配になって辺りを見渡したリカルドの頭の中に、待ちに待っていたワーウィックの声が響いた。
(お待たせ! リカルド!)
深紅の竜ワーウィックが音を立てて、一直線に広場に降り立った。
檻の中に居る自分を見て、相棒の竜騎士をこんな酷い目に遭わされた怒りで我を忘れているようだ。いつもは冷静な判断を下す竜が、鋭い牙を剥き出し激しい威嚇音を鳴らしている。
口から激しい赤いブレスを吹き、それを見た多くの衛兵達が逃げていく。ワーウィックが軽く鉄格子を掴むと、簡単に撓む。
リカルドはその隙間から檻から出て、ワーウィックの頬に手を当てた。
(怪我は治ったんだな。心配した。良かった)
(こっちの台詞だよ! 僕の命乞いするなんて、バカな真似をして……もう良い。後にしよう。とにかく、すぐに飛び立つ。もう時間がない)