【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
リカルドはとにかく、恋をしたスイレンの前で清潔で居たかった。不潔だからと嫌がられてしまえば、好きになって貰うような努力すらさせて貰えない。好みにうるさいイジェマのような女の子ばかりではないとは理解はしていたが、リカルドは万が一にも嫌われたくはなかった。
初めて竜に乗っての飛行で腰が抜けてしまったのか、自分では立てなくなって横抱きにして移動したスイレンをソファに座らせ、一目散に風呂へと向かった。
(……うわ。こんな顔で、彼女の前に出ていたのか)
久しぶりに鏡を見れば、無精髭は伸び放題だ。今までの経緯を考えれば仕方のないことだが、髪の毛もべったりとしている。
救いはスイレンが時折与えてくれた浄化の魔法が良い仕事をしていたのか、目立つ汚れはないことだろうか。
汚れ切った黒い竜騎士服を脱ぎ捨てて、急ぎ温かい湯を浴びる。
久々の風呂は爽快だが、何の説明もしないままスイレンを待たせている。大事な存在を、不安な気持ちのままで待たせていたくはなかった。
リカルドは、必要最低限のことだけをして浴室を出た。
初めて竜に乗っての飛行で腰が抜けてしまったのか、自分では立てなくなって横抱きにして移動したスイレンをソファに座らせ、一目散に風呂へと向かった。
(……うわ。こんな顔で、彼女の前に出ていたのか)
久しぶりに鏡を見れば、無精髭は伸び放題だ。今までの経緯を考えれば仕方のないことだが、髪の毛もべったりとしている。
救いはスイレンが時折与えてくれた浄化の魔法が良い仕事をしていたのか、目立つ汚れはないことだろうか。
汚れ切った黒い竜騎士服を脱ぎ捨てて、急ぎ温かい湯を浴びる。
久々の風呂は爽快だが、何の説明もしないままスイレンを待たせている。大事な存在を、不安な気持ちのままで待たせていたくはなかった。
リカルドは、必要最低限のことだけをして浴室を出た。