【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
(あの子は……スイレンは、何処に行ったんだろう。ブレンダンに紹介された仕事で、それなりに稼いでいたことは知っていた。もちろん、スイレンが頑張った対価なのだ、それをどうこう思ったりはしなかった。もしかしたら、今日出て行くためにお金を貯めていたということか……?)
生活にかかるお金を今まで苦労していた彼女に二度と悩ませたりしたくなかったリカルドは、潤沢過ぎるほどの金銭を家に置いて居た。いつでも、スイレンが欲しい物を買えるように。
彼女は困ったように笑って、それに手を付けることはなかったが。
(待て……もし悪い奴らに攫われたら?)
スイレンは花魔法しか、満足に使えないと言っていた。自分の身を守ることも出来ないのだ。
リカルドはそこまで思い至って、ようやく立ち上がった。隣に座っていたワーウィックは複雑そうな表情でそれを見上げ、眉を寄せた。
生活にかかるお金を今まで苦労していた彼女に二度と悩ませたりしたくなかったリカルドは、潤沢過ぎるほどの金銭を家に置いて居た。いつでも、スイレンが欲しい物を買えるように。
彼女は困ったように笑って、それに手を付けることはなかったが。
(待て……もし悪い奴らに攫われたら?)
スイレンは花魔法しか、満足に使えないと言っていた。自分の身を守ることも出来ないのだ。
リカルドはそこまで思い至って、ようやく立ち上がった。隣に座っていたワーウィックは複雑そうな表情でそれを見上げ、眉を寄せた。