【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
自分がこうしてこの場所に居るからという理由で、彼の事を煩わせたくなんてなかった。
「悪い。無粋だったな……俺の用件は、後でブレンダンを家まで行かせる」
団長と呼ばれた人は頑ななリカルドの様子に苦笑して、軽く手を振った。
リカルドは何も言わずスイレンを横抱きにすると、他の竜騎士たちに揶揄われるのも聞かずに巨大な竜舎の近くにある一つの大きな家を目指して歩いた。
「……とにかく、一度風呂に入りたい。すまないが、ここで少しだけ待っていてくれ」
横抱きにしていたスイレンを大きなソファの上に優しく下ろすと、彼女の返事を待たずにリカルドは背を向けてそのまま湯を浴びに行ってしまった。
スイレンは、ドキドキと自然に胸が高鳴るのを感じた。
ここはどう考えても彼の国、最強の竜騎士団を擁するヴェリエフェンディで、リカルドが住んでいる家だ。
手持無沙汰できょろきょろとその部屋の中を見回せば、白と青を基調とした色合いの品の良い家具で揃えられている。
そして、彼を待っている間に、スイレンはどうしても不安になってしまった。
「悪い。無粋だったな……俺の用件は、後でブレンダンを家まで行かせる」
団長と呼ばれた人は頑ななリカルドの様子に苦笑して、軽く手を振った。
リカルドは何も言わずスイレンを横抱きにすると、他の竜騎士たちに揶揄われるのも聞かずに巨大な竜舎の近くにある一つの大きな家を目指して歩いた。
「……とにかく、一度風呂に入りたい。すまないが、ここで少しだけ待っていてくれ」
横抱きにしていたスイレンを大きなソファの上に優しく下ろすと、彼女の返事を待たずにリカルドは背を向けてそのまま湯を浴びに行ってしまった。
スイレンは、ドキドキと自然に胸が高鳴るのを感じた。
ここはどう考えても彼の国、最強の竜騎士団を擁するヴェリエフェンディで、リカルドが住んでいる家だ。
手持無沙汰できょろきょろとその部屋の中を見回せば、白と青を基調とした色合いの品の良い家具で揃えられている。
そして、彼を待っている間に、スイレンはどうしても不安になってしまった。