【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「……街を低空飛行することは、僕たちは禁止されているよ。君が罰せられることに、なるかも」

 いくらこの国で英雄視されているリカルドでも、他の竜騎士を巻き込んでの規則違反はお目こぼしが難しいだろう。

「それで……スイレンが見つけられると言うのなら。本望だ。行くぞ」

 ワーウィックは決意を込めた言葉に、何も言わずに頷いた。リカルドは、何を犠牲にしたとしても、スイレンを探すことに決めたのだ。


◇◆◇


「そうか。なら結婚するのはもうすこし先になるな……一年後か、早く君を俺のものにしたい」

 リカルドは、スイレンを抱き寄せながらそう呟いた。

 彼女のためなら待つことも別に苦ではないが、結婚出来るまでに面倒な横槍が入ってくることは容易に想像がついた。

 とにかく、スイレンとの婚約を急がねばならない。

(どこから、どう根回しをすれば良いんだろう。また、クラリスと相談をして、ある程度の足場を固めなくては……)

 リカルドの言葉を聞いたスイレンは、戸惑っているように自分と結婚出来るのか、と聞いた。

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