【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 各属性が放つ目映い輝きだ。色とりどりの流星が落ちてくるように、竜騎士達が降下してくる。さっき感じた感覚は、エグゼナガルがその不可侵の結界を解いたのだとそれでわかった。

 イクエイアスの眷属である竜騎士の竜達は、魔の山では本来加護も失ってしまい何の力も出せない。

 さっき簡単に昏倒させられたワーウィックのように、何も出来ない赤子の手を捻るようなものだ。倒すことは、容易だろう。

 彼らの襲来の速さは、上空でこの機会をじっと待っていたのだ。

 エグゼナガルは気難しい竜だと聞いているが、何かと自分とワーウィックに甘い守護竜イクエイアスが何とかしてくれたのかもしれない。

 救出に来た仲間の竜騎士にロープを切ってもらい、木にもたれかかり息をつくと、周囲を見た。まさかここに竜騎士がやってくるとは欠片も思っていなかったガヴェアの魔法使い達は、面白いくらいに簡単に倒されていく。

 魔法使いは、戦闘においては遠距離からの援護が普通だ。近接の戦闘で、戦闘特化の竜騎士に敵うはずがない。

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