【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 彼の言葉を聞いて、リカルドは驚き目を剥いた。何故ここにスイレンがいるのかと気になってはいたが、とにかくこの場の後始末を急いでいたから、まだ本人に理由を聞けていなかったからだ。

「良いよなー、俺も早く恋人欲しいわ。あの子の友達、紹介しろよ?」

 竜騎士は結婚するには良いとされているが、その実出会いの場はあまりなかった。

 ここのところ、隣国と戦争をしていたこともあり長丁場になる戦闘も多く、帰還したらもう彼女には他の男が居たという話も良く聞いた。

 女運の悪さで有名なゴトフリーは、頼むから女の子を紹介してくれとうるさい。

 それに生返事を返しながら思うのは、すぐ傍で自分達の作業を見ているスイレンのことだ。

 どんな経緯で彼女がエグゼナガルと交渉することになったのかはわからないが、敵国へと捕らえられた自分とワーウィックを救う最短の道はそれだったのだろう。

 檻の中に居たリカルドに話しかけたり、彼女が時に突拍子のないことをすることは理解をしていた。

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