【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
貴族としての交流を任せきりにしている妹からの有難い忠告に、リカルドは頷いた。
リカルドが竜騎士としての職務に付いている間、デュマース家のために貴族として情報収集してくれているのはクラリスだ。
クラリスがそう言うのなら、余り猶予は残されていないと言うことだろう。
「わかっているよ。なんで、俺なんだろうな。俺は王になる器でもないし……元婚約者にも、泥臭い口下手だと嫌われるような男だぞ」
リカルドが憮然として言った言葉に、クラリスは笑いながら答えた。
「イジェマが、相当変わり者だったって事でしょ。英雄であり竜騎士のお兄さまと結婚したい女性なら、この国に五万と居るわ。それに、私はあのスイレンを選んだお兄さまの目は確かだと思うけどね」
肩を竦めたクラリスに、リカルドは破顔した。
「……俺はスイレンじゃないと、結婚しない。王命が出たとしても、スイレンとこの国を出ていく。未練はない」
「あら。あんなにまで、なりたかった竜騎士の身分も捨てて? でも……その方が、お兄さまらしいと思うわ」
リカルドが竜騎士としての職務に付いている間、デュマース家のために貴族として情報収集してくれているのはクラリスだ。
クラリスがそう言うのなら、余り猶予は残されていないと言うことだろう。
「わかっているよ。なんで、俺なんだろうな。俺は王になる器でもないし……元婚約者にも、泥臭い口下手だと嫌われるような男だぞ」
リカルドが憮然として言った言葉に、クラリスは笑いながら答えた。
「イジェマが、相当変わり者だったって事でしょ。英雄であり竜騎士のお兄さまと結婚したい女性なら、この国に五万と居るわ。それに、私はあのスイレンを選んだお兄さまの目は確かだと思うけどね」
肩を竦めたクラリスに、リカルドは破顔した。
「……俺はスイレンじゃないと、結婚しない。王命が出たとしても、スイレンとこの国を出ていく。未練はない」
「あら。あんなにまで、なりたかった竜騎士の身分も捨てて? でも……その方が、お兄さまらしいと思うわ」