【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
声を上げて喜ぶスイレンを想像すると、リカルドは柄にもなく、顔がにやけるのを止められなかった。
「リカルド様。これから、どこに行くんですか?」
振り向きつつ、首を傾げるスイレンは可愛い。
容色だけを見れば、確かに元婚約者であるイジェマの方を美しいという人も居るかもしれない。
だが、リカルドの目にはスイレンが世界で一番可愛く映るのだ。個人の好みの問題だから、それは仕方がない事だろう。
「内緒だよ。着いたらきっと……スイレンも、喜んでくれると思う」
リカルドの意味ありげな言葉を聞いて、やはりスイレンはもう一度首を傾げたが、到着するまで言うつもりがないというのは伝わったらしく、大人しく前を向いた。
ワーウィックの高速飛行は自らが自慢する程だから、竜騎士団の竜の中で一番速度が速い。遠く離れた南国だとは言え、時間を掛けずに着くだろう。
高速移動が終わって、一気に周りの空気が暖かくなった。
スイレンが着ていた冬用の上着を脱がせるのを手伝い、リカルドも分厚いマントを鞍に引っ掛けた。
「リカルド様。これから、どこに行くんですか?」
振り向きつつ、首を傾げるスイレンは可愛い。
容色だけを見れば、確かに元婚約者であるイジェマの方を美しいという人も居るかもしれない。
だが、リカルドの目にはスイレンが世界で一番可愛く映るのだ。個人の好みの問題だから、それは仕方がない事だろう。
「内緒だよ。着いたらきっと……スイレンも、喜んでくれると思う」
リカルドの意味ありげな言葉を聞いて、やはりスイレンはもう一度首を傾げたが、到着するまで言うつもりがないというのは伝わったらしく、大人しく前を向いた。
ワーウィックの高速飛行は自らが自慢する程だから、竜騎士団の竜の中で一番速度が速い。遠く離れた南国だとは言え、時間を掛けずに着くだろう。
高速移動が終わって、一気に周りの空気が暖かくなった。
スイレンが着ていた冬用の上着を脱がせるのを手伝い、リカルドも分厚いマントを鞍に引っ掛けた。