【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
ふっと軽く笑いながら、ブレンダンは気安い様子でリカルドを揶揄った。
「黙れ。ブレンダン」
「怒らないでよ。本当の事しか言ってないだろ? こいつはこれでも、ヴェリエフェンディの英雄リカルド・デュマースだからね。国の威信とか、国民への無事アピールとか。上層部の思惑が、いろいろとあるんだよ。良かったら、スイレンちゃんも僕と一緒に行く? エスコートしてあげるよ」
ブレンダンは片目を瞑って、戸惑っているスイレンに笑いかけた。
「駄目だ!」
いきなりのリカルドの大きな声がその場に響いて、驚いたスイレンは身を縮めた。凱旋式に誘ったブレンダンも、吃驚した表情で隣に居たリカルドに言った。
「大きな声を、出すなよ。ここは、風の音が邪魔する空の上じゃない。大声でなくても、僕たちは聞こえているんだからな」
「スイレンは、凱旋式には行かない……良いな?」
リカルドに静かに圧するように問われ、優しい彼が初めて見せる本気の表情にスイレンは圧倒されるように何度も頷いた。ブレンダンは、二人の様子を見て顔を顰めた。
「黙れ。ブレンダン」
「怒らないでよ。本当の事しか言ってないだろ? こいつはこれでも、ヴェリエフェンディの英雄リカルド・デュマースだからね。国の威信とか、国民への無事アピールとか。上層部の思惑が、いろいろとあるんだよ。良かったら、スイレンちゃんも僕と一緒に行く? エスコートしてあげるよ」
ブレンダンは片目を瞑って、戸惑っているスイレンに笑いかけた。
「駄目だ!」
いきなりのリカルドの大きな声がその場に響いて、驚いたスイレンは身を縮めた。凱旋式に誘ったブレンダンも、吃驚した表情で隣に居たリカルドに言った。
「大きな声を、出すなよ。ここは、風の音が邪魔する空の上じゃない。大声でなくても、僕たちは聞こえているんだからな」
「スイレンは、凱旋式には行かない……良いな?」
リカルドに静かに圧するように問われ、優しい彼が初めて見せる本気の表情にスイレンは圧倒されるように何度も頷いた。ブレンダンは、二人の様子を見て顔を顰めた。