【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
そもそもリカルドは、大怪我をしたワーウィックを救うために、自らの身を敵国に差し出した。それを高潔と言わずして、なんと言うのだろう。
「まあ、それは良い。何にしても将来有望な竜騎士と結婚できるチャンスがあったなら、何を置いても掴むべきだよ。人生の先輩として、それは忠告しておいてあげよう」
人差し指を立てて、抑揚をつけ面白くそう言ってくれたテレザに、スイレンは声を出して笑った。
◇◆◇
翌日、二階の自室から出て階段を降りてきたスイレンに、先に朝食を取っていたリカルドは笑って朝の挨拶をしてくれた。
(綺麗……リカルド様の髪が燃えているみたいに見える)
リカルドの鮮やかな赤い髪が、窓から差し込む朝の光を受けてまるで燃えているように見えた。恋をしているスイレンには彼の事が特別に見えてしまうのは、仕方がない。
「おはよう。スイレン。君さえ良ければ、今日は俺の妹に紹介しようと思うんだが……体調はどうだ?」
務めて、優しく聞いてくれる。けれど、彼の誘いにスイレンは戸惑ってしまった。
「まあ、それは良い。何にしても将来有望な竜騎士と結婚できるチャンスがあったなら、何を置いても掴むべきだよ。人生の先輩として、それは忠告しておいてあげよう」
人差し指を立てて、抑揚をつけ面白くそう言ってくれたテレザに、スイレンは声を出して笑った。
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翌日、二階の自室から出て階段を降りてきたスイレンに、先に朝食を取っていたリカルドは笑って朝の挨拶をしてくれた。
(綺麗……リカルド様の髪が燃えているみたいに見える)
リカルドの鮮やかな赤い髪が、窓から差し込む朝の光を受けてまるで燃えているように見えた。恋をしているスイレンには彼の事が特別に見えてしまうのは、仕方がない。
「おはよう。スイレン。君さえ良ければ、今日は俺の妹に紹介しようと思うんだが……体調はどうだ?」
務めて、優しく聞いてくれる。けれど、彼の誘いにスイレンは戸惑ってしまった。