【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
その事に気が付いたスイレンが顔を上げれば眼下に広がるのは、標高の高い山がいくつも連なっている白い山脈だ。
ワーウィックは先ほど願った通りに、スイレンをここまで連れてきてくれたらしい。
「凄い……本当にすぐだったわ。ありがとう。ワーウィック」
感心して感謝したスイレンの声に、ワーウィックはキュルっと鳴いてスイレンを振り返った。「これから、どうする?」と言いたげな彼に、スイレンは頷いて下へと指差した。
「そうね……ワーウィック。降りるのは、あの山にしましょう。あそこなら、岩場も多そうだし……必要なあの花が、咲いている可能性も高そうだわ」
大きく頷いたワーウィックは、スイレンの示した方向通りにゆっくりと下降を始めた。
危なげなく降り立った山頂辺りの岩場にほど近い草原で、ワーウィックから降りたスイレンは低い気温にふるっと身体を震わせた。
今まで寒さを気にしないで良いほどに温かく感じていたのは、火竜である彼の体に触れていたおかげもあったようだ。
あの花の話を聞いたのは、かなり前の事だった。
ワーウィックは先ほど願った通りに、スイレンをここまで連れてきてくれたらしい。
「凄い……本当にすぐだったわ。ありがとう。ワーウィック」
感心して感謝したスイレンの声に、ワーウィックはキュルっと鳴いてスイレンを振り返った。「これから、どうする?」と言いたげな彼に、スイレンは頷いて下へと指差した。
「そうね……ワーウィック。降りるのは、あの山にしましょう。あそこなら、岩場も多そうだし……必要なあの花が、咲いている可能性も高そうだわ」
大きく頷いたワーウィックは、スイレンの示した方向通りにゆっくりと下降を始めた。
危なげなく降り立った山頂辺りの岩場にほど近い草原で、ワーウィックから降りたスイレンは低い気温にふるっと身体を震わせた。
今まで寒さを気にしないで良いほどに温かく感じていたのは、火竜である彼の体に触れていたおかげもあったようだ。
あの花の話を聞いたのは、かなり前の事だった。