【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
こんなにも温かいのは、当たり前の事だった。リカルドが、その身を以て体温を分け与えていてくれていたのだ。
「まだ、ダメだ。君は雪山の中でも一層寒いこの場所で、低体温症になりかけていたんだ。凍死する、寸前だったんだぞ。ワーウィックの泣き声が、頭の中で聞こえた時には焦った。あいつは全速力でヴェリエフェンディまで帰って、俺を連れてここまで往復して帰って来たんだ。後で良いから、褒めてやってくれ」
彼の言葉を聞き自分が意識を失う直前までの出来事を思い出して、スイレンは顔を青くした。
「あのっ……ごめんなさい。どうしても、クラリス様に薬となる花を持って帰ってあげたくて、私……ごめんなさい」
泣きそうな声で、スイレンは何度も謝った。
(喜ばせるつもりだったのに。逆に、彼に迷惑をかけてしまった)
どうしようどうしようと、頭の中はから回る。けど、全く解決策は見いだせない。
それよりも、今のこの状況が恥ずかし過ぎた。彼の肌は熱いくらいで、それがまた気持ち良くて、きっとスイレンの顔は、茹で蛸より赤いに違いない。
「まだ、ダメだ。君は雪山の中でも一層寒いこの場所で、低体温症になりかけていたんだ。凍死する、寸前だったんだぞ。ワーウィックの泣き声が、頭の中で聞こえた時には焦った。あいつは全速力でヴェリエフェンディまで帰って、俺を連れてここまで往復して帰って来たんだ。後で良いから、褒めてやってくれ」
彼の言葉を聞き自分が意識を失う直前までの出来事を思い出して、スイレンは顔を青くした。
「あのっ……ごめんなさい。どうしても、クラリス様に薬となる花を持って帰ってあげたくて、私……ごめんなさい」
泣きそうな声で、スイレンは何度も謝った。
(喜ばせるつもりだったのに。逆に、彼に迷惑をかけてしまった)
どうしようどうしようと、頭の中はから回る。けど、全く解決策は見いだせない。
それよりも、今のこの状況が恥ずかし過ぎた。彼の肌は熱いくらいで、それがまた気持ち良くて、きっとスイレンの顔は、茹で蛸より赤いに違いない。