【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
大きなマントの中でどうにかしてシャツを着ると、その上から急遽掴んで持ってきたというリカルドの冬用の服を着せてもらい、スイレンは岩場の割れ目から抜け出ることが出来た。
岩場の下には、心配そうな様子でワーウィックが待っている。スイレンの姿を見て安心したのか、大きな鳴き声をあげた。
リカルドの手を借りて慎重に岩場を降りたスイレンは、大人しく待っていたワーウィックに駆け寄った。
「ワーウィック。ごめんね。リカルド様を連れてきてくれてありがとう」
キュウキュウと甘えるように鳴きながら頭を下げたワーウィックの頬を、ゆっくり撫でる。その背には、もう鞍がついている。
きっと、またあの竜舎にいる騎士見習いの男の子たちが、頑張って取り付けしてくれたんだと思うとこんな早朝に申し訳ないと思うと同時に、微笑ましい。
「……今度からは、デートする時は絶対に君から離れないと言っているぞ。ワーウィック。これは、デートじゃないだろう。スイレンは、ただ単に高地にある薬になる花を取りに来たかっただけだ」
少し不機嫌な様子でそう言い放つと、リカルドは慣れた動作でワーウィックに飛び乗った。
岩場の下には、心配そうな様子でワーウィックが待っている。スイレンの姿を見て安心したのか、大きな鳴き声をあげた。
リカルドの手を借りて慎重に岩場を降りたスイレンは、大人しく待っていたワーウィックに駆け寄った。
「ワーウィック。ごめんね。リカルド様を連れてきてくれてありがとう」
キュウキュウと甘えるように鳴きながら頭を下げたワーウィックの頬を、ゆっくり撫でる。その背には、もう鞍がついている。
きっと、またあの竜舎にいる騎士見習いの男の子たちが、頑張って取り付けしてくれたんだと思うとこんな早朝に申し訳ないと思うと同時に、微笑ましい。
「……今度からは、デートする時は絶対に君から離れないと言っているぞ。ワーウィック。これは、デートじゃないだろう。スイレンは、ただ単に高地にある薬になる花を取りに来たかっただけだ」
少し不機嫌な様子でそう言い放つと、リカルドは慣れた動作でワーウィックに飛び乗った。