1度ならず2度までも君に恋をする
離したくない
背を向けた瞬間に、堰を切ったように涙が溢れ出した。
ようやくすべてを終わらせたという安堵と、最悪の形で終わってしまったという後悔が、激しく胸の中でせめぎ合う。
どうするのが正解だったのか、もう分からない。
ただ、これ以上頑張り続けるのは限界だった。
あまりにも不鮮明な関係で、何も見えない未来。
最後に、もう一度だけ彼に恋ができて、良かったと思うべきのかもしれない、と自分を無理やり納得させようとしていた、その時だった。
「待ってって」
背後から届いた切実な言葉と同時に、強い力で身体を包み込まれた。
その衝撃に息が止まる。その相手は、間違いなく真紘くんだった。
「離してください!」
そう必死に抵抗しても、私を閉じ込める腕の力が弱まることは決してなかった。
「ごめん、もう全部話すから聞いて」
「な、に、今更」
「仕事、落ち着いたらと思ってたけど、もう全部話すから。俺の家に来て」
その言葉に、思考が真っ白になって動きが止まる。彼は抱きしめたまま私の肩越しに顔を覗き込んできた。そこには、私の情けない泣き顔を、見つめる彼の瞳があった。
見られたくないと、必死に顔を背けて隠そうとしても、彼の腕の中に閉じ込められたままでは、涙を拭うことさえままならない。
ようやくすべてを終わらせたという安堵と、最悪の形で終わってしまったという後悔が、激しく胸の中でせめぎ合う。
どうするのが正解だったのか、もう分からない。
ただ、これ以上頑張り続けるのは限界だった。
あまりにも不鮮明な関係で、何も見えない未来。
最後に、もう一度だけ彼に恋ができて、良かったと思うべきのかもしれない、と自分を無理やり納得させようとしていた、その時だった。
「待ってって」
背後から届いた切実な言葉と同時に、強い力で身体を包み込まれた。
その衝撃に息が止まる。その相手は、間違いなく真紘くんだった。
「離してください!」
そう必死に抵抗しても、私を閉じ込める腕の力が弱まることは決してなかった。
「ごめん、もう全部話すから聞いて」
「な、に、今更」
「仕事、落ち着いたらと思ってたけど、もう全部話すから。俺の家に来て」
その言葉に、思考が真っ白になって動きが止まる。彼は抱きしめたまま私の肩越しに顔を覗き込んできた。そこには、私の情けない泣き顔を、見つめる彼の瞳があった。
見られたくないと、必死に顔を背けて隠そうとしても、彼の腕の中に閉じ込められたままでは、涙を拭うことさえままならない。