1度ならず2度までも君に恋をする
真紘くんの家の最寄り駅に着いたとき、彼はまだ到着していないようだった。駅の太い柱に背を預け、スマートフォンを眺めながら彼を待つ。今日の晩ご飯、何がいいかななんて、そんな些細なことを考えながら過ごし、十分程経った頃だった。
横から「お待たせ」と声が聞こえていてスマートフォンから視線を上げた。
「お疲れ様です!」
「お疲れ」
ただ顔を合わせられた、それだけで胸がいっぱいになる。真紘くんの表情はいつも通り淡々としているけれど、今の私はそんなことも気にならないくらい、彼に会えた喜びで浮き立っていた。
「何か買って帰る?夕飯とかも食べてないよね。どっかで食べてく?」
「夏近付いてきたしそうめん食べたい」
「あり」
そんな他愛もない会話を交わしながら、二人でスーパーに寄り道することになった。
「ビター・ノアールの進捗はどう?いい感じ?」
「うん。今はクライアントと最終調整中」
ビター・ノアールのコマーシャルは完成が楽しみだった。何より、彼と初めて一緒に作り上げた企画。きっと忘れられない、思い出深い仕事になる。
横から「お待たせ」と声が聞こえていてスマートフォンから視線を上げた。
「お疲れ様です!」
「お疲れ」
ただ顔を合わせられた、それだけで胸がいっぱいになる。真紘くんの表情はいつも通り淡々としているけれど、今の私はそんなことも気にならないくらい、彼に会えた喜びで浮き立っていた。
「何か買って帰る?夕飯とかも食べてないよね。どっかで食べてく?」
「夏近付いてきたしそうめん食べたい」
「あり」
そんな他愛もない会話を交わしながら、二人でスーパーに寄り道することになった。
「ビター・ノアールの進捗はどう?いい感じ?」
「うん。今はクライアントと最終調整中」
ビター・ノアールのコマーシャルは完成が楽しみだった。何より、彼と初めて一緒に作り上げた企画。きっと忘れられない、思い出深い仕事になる。