1度ならず2度までも君に恋をする
⋆⸜


 夕飯の片付けと入浴を済ませ、あとは眠るだけのまったりとした時間。私達は一つのベッドに入り、明日の予定を立て始めた。

 私は真紘くんの肩に頭を預けつつ、スマートフォンを操作する。画面にデートスポットをなぞりながら、興味のある場所をリサーチしていた。

 そんな時彼が「あ」と声を漏らし、彼の方に視線をやる。


「明日は買い物行きたい」

「買い物?」

「うん。色々必要でしょ?これから、頻繁にここに泊まりに来るのに」


 どうして、こんな何気ない一言に、いちいちときめいてしまうんだろうと、ぎゅっと、胸の奥が甘く締め付けられる。


「うん、行きたい」

「明日はじゃあ、ショッピングモールに買い物にしようか」


 泊まる事が当たり前だと思ってくれているような、そんな発言に、私は何度だって感動できるし、喜べるのだと思う。

 明日になれば、この部屋に私の着替えや、私専用の生活用品が少しずつ増えていく。

 そうやって、彼の生活に私が入り込んでいくことを、彼が当然のように許してくれる、その事実がたまらなく嬉しかった。
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