1度ならず2度までも君に恋をする
翌日、私は真紘くんとショッピングモールに足を運んでいた。
最初は、彼の家に置くための家具や雑貨を見る予定、のはずだった。
それなのに、気付けば足は自然とレディスファッションのショップへ向いていて、靴の棚を見ている私を見て、隣で真紘くんがくす、と笑いながらこちらを見ていた。
「衣服類買おうとしたら止めてって言ってなかった?」
「うっ」
図星を突かれ、言葉に詰まる。あまりの流れるような入店ぶりに、自分でも自分の無意識が恐ろしい。
家にはいつか着ると思って購入したまま眠っている服や靴が山ほどある。今日こそは財布の紐を締め直すつもりだったのに、いざキラキラしたショップを目の前にすると、そんな気持ちと共に財布の紐までみるみると緩んでしまう。
苦笑いしながらこちらを見ている彼と目が合う。その瞳には呆れた様子よりも、楽しそうにショッピングを満喫する私を見て慈しんでいる様な、そんな風に読み取れた。
「…さすがに、我慢しなきゃ。また着ないのに溜まる」
自分に言い聞かせるように靴を棚に戻そうとしたその時、隣にいた真紘くんが、信じられない提案を口にした。
「俺の家に泊まった時に使う外行きの服も買っておけばいいんじゃない?そしたらわざわざ持ってくる必要が無いし」
「え?」
「君が普段家で使っているものとかも置いておこう。俺の家に君のがたまってくの、なんかいいし」
そう言いながら、彼は自然な動作で私の手を取った。そのままレディースショップの中をゆっくりと見て回ってくれる。
(交際してから、なんだかとことん甘やかされている気がする…!)
学生時代に付き合っていた頃よりも、ずっと濃度の高い彼の甘さに、このままでは胸焼けを起こしてしまいそうだった。
最初は、彼の家に置くための家具や雑貨を見る予定、のはずだった。
それなのに、気付けば足は自然とレディスファッションのショップへ向いていて、靴の棚を見ている私を見て、隣で真紘くんがくす、と笑いながらこちらを見ていた。
「衣服類買おうとしたら止めてって言ってなかった?」
「うっ」
図星を突かれ、言葉に詰まる。あまりの流れるような入店ぶりに、自分でも自分の無意識が恐ろしい。
家にはいつか着ると思って購入したまま眠っている服や靴が山ほどある。今日こそは財布の紐を締め直すつもりだったのに、いざキラキラしたショップを目の前にすると、そんな気持ちと共に財布の紐までみるみると緩んでしまう。
苦笑いしながらこちらを見ている彼と目が合う。その瞳には呆れた様子よりも、楽しそうにショッピングを満喫する私を見て慈しんでいる様な、そんな風に読み取れた。
「…さすがに、我慢しなきゃ。また着ないのに溜まる」
自分に言い聞かせるように靴を棚に戻そうとしたその時、隣にいた真紘くんが、信じられない提案を口にした。
「俺の家に泊まった時に使う外行きの服も買っておけばいいんじゃない?そしたらわざわざ持ってくる必要が無いし」
「え?」
「君が普段家で使っているものとかも置いておこう。俺の家に君のがたまってくの、なんかいいし」
そう言いながら、彼は自然な動作で私の手を取った。そのままレディースショップの中をゆっくりと見て回ってくれる。
(交際してから、なんだかとことん甘やかされている気がする…!)
学生時代に付き合っていた頃よりも、ずっと濃度の高い彼の甘さに、このままでは胸焼けを起こしてしまいそうだった。