1度ならず2度までも君に恋をする
結局、彼の甘い提案に負けて服を再度見始める。
夏らしいデザインの可愛いワンピースに手が伸び、鏡の前で自分の身体に合わせてみる。膝丈ほどで風通しの良さそうな、涼しげな一着。着こなしも楽そうだし、何より季節に合っているけれど、いざ買うとなると本当に必要かなと、私は鏡の中の自分と睨めっこをして唸ってしまった。
すると、真紘くんがそっと背後に立ち、鏡越しに私の姿を見る。
「……買うの?」
耳元で低く響いた声に、心臓が跳ねてビクッと肩が揺れる。驚いて振り返ると、至近距離で彼と視線がぶつかり、彼はわずかに小首を傾げている。
「悩んでる…」
「買ってあげる。似合ってるし」
「え、いいよ。悪いよ」
「いいから。今まで何も出来なかった分だと思っといて」
彼はそう言って、私が持っていたワンピースをごく自然に手に取った。そのまま引き続き私の買い物に付き合ってくれる。
「…ありがとう」
「ん」
短く返事をした彼の横顔を見ると、彼も少し楽し気だった気がした。
夏らしいデザインの可愛いワンピースに手が伸び、鏡の前で自分の身体に合わせてみる。膝丈ほどで風通しの良さそうな、涼しげな一着。着こなしも楽そうだし、何より季節に合っているけれど、いざ買うとなると本当に必要かなと、私は鏡の中の自分と睨めっこをして唸ってしまった。
すると、真紘くんがそっと背後に立ち、鏡越しに私の姿を見る。
「……買うの?」
耳元で低く響いた声に、心臓が跳ねてビクッと肩が揺れる。驚いて振り返ると、至近距離で彼と視線がぶつかり、彼はわずかに小首を傾げている。
「悩んでる…」
「買ってあげる。似合ってるし」
「え、いいよ。悪いよ」
「いいから。今まで何も出来なかった分だと思っといて」
彼はそう言って、私が持っていたワンピースをごく自然に手に取った。そのまま引き続き私の買い物に付き合ってくれる。
「…ありがとう」
「ん」
短く返事をした彼の横顔を見ると、彼も少し楽し気だった気がした。