1度ならず2度までも君に恋をする
温かいうどんを食べ終え、食器の後片付けを済ませた私は、そろそろおいとましようと身支度を始めた。
本音を言えば、もう少しだけ彼のそばにいたいけれど、彼は明らかに疲れている様子だったし、一人の時間を作ってゆっくり休ませてあげるのがいいと思い「それじゃ、そろそろ帰るね」と手を拭きながら声を掛けた。
すると、真紘くんは少し驚いた表情をして、テーブルを拭く手をぴたりと止めた。
「え?」
「え、って」
「泊まらないの?」
「え、でも、明日平日だよ?」
お泊まりはいつも週末の金曜日が定番で、たまに土曜日まで延長することはある。でも、今日はまだ火曜日なのに、まるで当然のことのように問い掛けられ、私は思わず面食らってしまう。
真紘くんがこちらへ歩み寄ってくると、どこか縋るような手つきで私の手を握り込んできた。
「…泊まってって」
普段の彼からは想像もつかない甘えた声。あまりの破壊力に、私の心臓は本日何度目か分からない限界突破を迎える。
(今日凄い甘えてくる、可愛いんですけど…!)
そんな誘いを断れるわけがない。見つめられ、私は「…うん、分かった」と、何度も頷くしかなかった。
「よかった」
ふわりと柔らかな笑みを浮かべると、そのままテーブルの方へと戻っていく。
そんな彼の背中を見送った瞬間、彼に見えない角度で、ぐっと拳を握りしめ、音が出ないように全力でガッツポーズを決める。
急な展開に戸惑うフリをしていたけれど、内心では舞い上がっていた。真紘くんが私を必要としてくれたこと、そして、大好きな彼の眼鏡姿を見れ、一緒に眠れるということ。
私は火照る頬を両手で押さえながら、そんな事実に浮かれまくっていた。
本音を言えば、もう少しだけ彼のそばにいたいけれど、彼は明らかに疲れている様子だったし、一人の時間を作ってゆっくり休ませてあげるのがいいと思い「それじゃ、そろそろ帰るね」と手を拭きながら声を掛けた。
すると、真紘くんは少し驚いた表情をして、テーブルを拭く手をぴたりと止めた。
「え?」
「え、って」
「泊まらないの?」
「え、でも、明日平日だよ?」
お泊まりはいつも週末の金曜日が定番で、たまに土曜日まで延長することはある。でも、今日はまだ火曜日なのに、まるで当然のことのように問い掛けられ、私は思わず面食らってしまう。
真紘くんがこちらへ歩み寄ってくると、どこか縋るような手つきで私の手を握り込んできた。
「…泊まってって」
普段の彼からは想像もつかない甘えた声。あまりの破壊力に、私の心臓は本日何度目か分からない限界突破を迎える。
(今日凄い甘えてくる、可愛いんですけど…!)
そんな誘いを断れるわけがない。見つめられ、私は「…うん、分かった」と、何度も頷くしかなかった。
「よかった」
ふわりと柔らかな笑みを浮かべると、そのままテーブルの方へと戻っていく。
そんな彼の背中を見送った瞬間、彼に見えない角度で、ぐっと拳を握りしめ、音が出ないように全力でガッツポーズを決める。
急な展開に戸惑うフリをしていたけれど、内心では舞い上がっていた。真紘くんが私を必要としてくれたこと、そして、大好きな彼の眼鏡姿を見れ、一緒に眠れるということ。
私は火照る頬を両手で押さえながら、そんな事実に浮かれまくっていた。