1度ならず2度までも君に恋をする
しばらく二人で話し込んでいると、後ろから「お待たせしました」と声がかかった。その声で佐久間さんと同時に振り返ると黒いコートに身を包んだ真紘くんがいた。
佐久間さんが「待ってないよ」というと、自然と佐久間さんに着いて歩き出す。前には佐久間さんと真紘くんが隣を並んで歩き、私は少し後ろを歩く。二人共身長が高く、真後ろを歩くと全く前が見えない。
どこに向かっているのかもわからないまま、長い足をどんどんと動かし進む二人に着いて行こうと必死に足を動かすも一人だけ競歩の様になっている気がする。かと言え何かを話しこんでいる二人を止めて「ゆっくり歩いてください」なんて言う勇気すらない。
何も言えないまま必死に歩いていると真紘くんが少し振り向き「佐久間さん、止まって。少し早かったみたいです」と息が上がっている私の腕を引いて止まらせる。
「わ、ごめん。俺、話に夢中になって。早かった?」
「い、いえ。お話止めてごめんなさい」
「いやいや全然止めてくれてもいいんだよ、ごめんね」
そう言いながら少し立ち止まって休ませてくれた。
真紘くんがあそこで気付いてくれなければきっと、店に着くころには汗だくになっていたと思う。
今まで男性と横並びで歩くことはそんなに多くなかったけれど、今まで自分が合わせてもらっていたことをよく実感した。
飲み会に参加させてもらった上にこんなところで迷惑をかけるのなんて恥でしかない。
佐久間さんが「待ってないよ」というと、自然と佐久間さんに着いて歩き出す。前には佐久間さんと真紘くんが隣を並んで歩き、私は少し後ろを歩く。二人共身長が高く、真後ろを歩くと全く前が見えない。
どこに向かっているのかもわからないまま、長い足をどんどんと動かし進む二人に着いて行こうと必死に足を動かすも一人だけ競歩の様になっている気がする。かと言え何かを話しこんでいる二人を止めて「ゆっくり歩いてください」なんて言う勇気すらない。
何も言えないまま必死に歩いていると真紘くんが少し振り向き「佐久間さん、止まって。少し早かったみたいです」と息が上がっている私の腕を引いて止まらせる。
「わ、ごめん。俺、話に夢中になって。早かった?」
「い、いえ。お話止めてごめんなさい」
「いやいや全然止めてくれてもいいんだよ、ごめんね」
そう言いながら少し立ち止まって休ませてくれた。
真紘くんがあそこで気付いてくれなければきっと、店に着くころには汗だくになっていたと思う。
今まで男性と横並びで歩くことはそんなに多くなかったけれど、今まで自分が合わせてもらっていたことをよく実感した。
飲み会に参加させてもらった上にこんなところで迷惑をかけるのなんて恥でしかない。