1度ならず2度までも君に恋をする
曖昧な関係
目覚めると隣に真紘くんはいなかった。代わりにカーテンから朝陽が差し込んでいて、雨は止んだのだとようやく理解した。
今日は休日だけど、特別何か用事がある訳でもない。ひとまず服を着ようと辺りを見渡すと真紘くんが眠っていた所に自分の服が丁寧に畳まれておいてあった。
昨夜まではお互い理性も失い、服をどこに置くのかなんて問題でもない様に乱雑に床にちりばめられていたはずだけど、それを彼は拾って畳んでおいてくれたらしい。そんな行動が何とも真紘くんらしい。
ありがたくそこから服を取り自分が昨夜着ていた服にもう一度身を包んだ。きっと寝室を出てリビングに出れば彼がいる。
軽く深呼吸してからリビングに向かうとそこに彼の姿はなかった。昨夜閉じられていたリビングの遮光カーテンは開かれており、レースのカーテンが陽気な温かさを感じる春風に吹かれ、靡いていた。
その奥に黒のトレーナーを着て柵に腕を預けた彼がそこにいて、片手でスマートフォンを持ち、視線を落としながら煙草を蒸かしている。
煙草を吸っている彼は知らない人みたい。そもそも煙草を吸っていることすらわからなかった。私の知る過去の彼に煙草を吸う彼はいなかったから。
その姿を見てどう声を掛けるか悩んだけれど、静かにベランダの方に近寄る。
今日は休日だけど、特別何か用事がある訳でもない。ひとまず服を着ようと辺りを見渡すと真紘くんが眠っていた所に自分の服が丁寧に畳まれておいてあった。
昨夜まではお互い理性も失い、服をどこに置くのかなんて問題でもない様に乱雑に床にちりばめられていたはずだけど、それを彼は拾って畳んでおいてくれたらしい。そんな行動が何とも真紘くんらしい。
ありがたくそこから服を取り自分が昨夜着ていた服にもう一度身を包んだ。きっと寝室を出てリビングに出れば彼がいる。
軽く深呼吸してからリビングに向かうとそこに彼の姿はなかった。昨夜閉じられていたリビングの遮光カーテンは開かれており、レースのカーテンが陽気な温かさを感じる春風に吹かれ、靡いていた。
その奥に黒のトレーナーを着て柵に腕を預けた彼がそこにいて、片手でスマートフォンを持ち、視線を落としながら煙草を蒸かしている。
煙草を吸っている彼は知らない人みたい。そもそも煙草を吸っていることすらわからなかった。私の知る過去の彼に煙草を吸う彼はいなかったから。
その姿を見てどう声を掛けるか悩んだけれど、静かにベランダの方に近寄る。