1度ならず2度までも君に恋をする
「それでは、失礼します」
これ以上ここにいたら、緩みかけた涙腺が崩壊してしまいそうだった。
急いでその場を立ち去ろうとした、その時、「森山」と、背中に柔らかな声が届いた。
足を止め、振り向く。
言葉を待つ私に、佐久間さんは優しい微笑みを向けた。
「コピーライター似合ってる。あの時推薦して良かったって思うくらい、いい仕事してるよ」
その言葉が耳に届いた瞬間、我慢していた。
昨夜、オフィスで自分を呪っていた自己嫌悪が、佐久間さんの言葉によって少しずつ浄化されていくような気がした
誰よりも尊敬する上司に認められた。
その事実が、震えるほど嬉しかった。ずっと遠くに見えていた佐久間さんの背中に、ほんの少しだけ、近付けた気がした。
込み上げてくる涙を、必死の思いで喉の奥に押し込む。ここで泣いてしまったら、せっかく認めてくれた佐久間さんに失礼だと思ったから。
「…ありがとうございます」
本当は、そんなありきたりな言葉じゃ、今の感謝の半分も伝えられない。けれど、感極まった私に絞り出せるのは、それが精一杯の気持ちを込めた返事だった。
再度深く頭を下げてから、クリエイティブ局のオフィスへと足を進めた。
これ以上ここにいたら、緩みかけた涙腺が崩壊してしまいそうだった。
急いでその場を立ち去ろうとした、その時、「森山」と、背中に柔らかな声が届いた。
足を止め、振り向く。
言葉を待つ私に、佐久間さんは優しい微笑みを向けた。
「コピーライター似合ってる。あの時推薦して良かったって思うくらい、いい仕事してるよ」
その言葉が耳に届いた瞬間、我慢していた。
昨夜、オフィスで自分を呪っていた自己嫌悪が、佐久間さんの言葉によって少しずつ浄化されていくような気がした
誰よりも尊敬する上司に認められた。
その事実が、震えるほど嬉しかった。ずっと遠くに見えていた佐久間さんの背中に、ほんの少しだけ、近付けた気がした。
込み上げてくる涙を、必死の思いで喉の奥に押し込む。ここで泣いてしまったら、せっかく認めてくれた佐久間さんに失礼だと思ったから。
「…ありがとうございます」
本当は、そんなありきたりな言葉じゃ、今の感謝の半分も伝えられない。けれど、感極まった私に絞り出せるのは、それが精一杯の気持ちを込めた返事だった。
再度深く頭を下げてから、クリエイティブ局のオフィスへと足を進めた。