1度ならず2度までも君に恋をする
集中して資料を読み込み、ようやく退勤時間が近づいてきた頃だった。
オフィスのドアが開き、聞き慣れた声が聞こえてきた。その声に引かれる様にふと顔を上げると、そこには今日初めて見る真紘くんの姿があった。
一瞬で視界が明るくなるような感覚に、思わず気分が浮き立ったけれど、自分の気持ちが悟られないよう、必死に頬を緩ませるのを抑え込んだ。
真紘くんは、現場帰りの疲れを微塵も見せず、特にいつも通りの様子だった。社員と短い言葉で打ち合わせを済ませると、そのまま迷いのない足取りで自分のデスクへと戻っていく。
私の方を見ることもなく、流れるように作業を再開していた。ほんの少しだけそれが寂しい気もするけれど、周りに説明できない関係性な上に、公私混同したくないと言っている彼の事だと、私も彼の姿を見るのを止め、資料の片付けに向かった。
𓂃꙳⋆⭐︎
資料室に向かい、一冊ずつ元の位置に戻していく。
だけど、整理を終えてもそのまま戻らず、無意識に別の資料へ手が伸びていた。
この場所には定期的に新しい資料が増えるし、過去の膨大なものも、まだまだ目を通しきれていない。気になるタイトルが目に入るたび、吸い寄せられるようにページをめくる。
この時間はいつも没頭してしまいそうになるが、なんとか自分の気を強く持ち、また資料をオフィスの方に持ち帰ってしまう。こんなことするから机の上が毎度片付かない。
オフィスのドアが開き、聞き慣れた声が聞こえてきた。その声に引かれる様にふと顔を上げると、そこには今日初めて見る真紘くんの姿があった。
一瞬で視界が明るくなるような感覚に、思わず気分が浮き立ったけれど、自分の気持ちが悟られないよう、必死に頬を緩ませるのを抑え込んだ。
真紘くんは、現場帰りの疲れを微塵も見せず、特にいつも通りの様子だった。社員と短い言葉で打ち合わせを済ませると、そのまま迷いのない足取りで自分のデスクへと戻っていく。
私の方を見ることもなく、流れるように作業を再開していた。ほんの少しだけそれが寂しい気もするけれど、周りに説明できない関係性な上に、公私混同したくないと言っている彼の事だと、私も彼の姿を見るのを止め、資料の片付けに向かった。
𓂃꙳⋆⭐︎
資料室に向かい、一冊ずつ元の位置に戻していく。
だけど、整理を終えてもそのまま戻らず、無意識に別の資料へ手が伸びていた。
この場所には定期的に新しい資料が増えるし、過去の膨大なものも、まだまだ目を通しきれていない。気になるタイトルが目に入るたび、吸い寄せられるようにページをめくる。
この時間はいつも没頭してしまいそうになるが、なんとか自分の気を強く持ち、また資料をオフィスの方に持ち帰ってしまう。こんなことするから机の上が毎度片付かない。