何度でも君と忘れられない恋をする
「はあ?元カノ何人だよ。言ってみろ」

「え?えーとたしか…」


小学五年生頃から背が伸びたせいか、なぜか急に女子から好意を向けらることが多くなり、来るもの拒まずでもあったため告白されては付き合いをしていたから、無駄に元カノの人数だけ多くなってしまいあまり覚えていない。

とは言え、たしか最後に付き合ったのが半年前の六月とかそこらへんだった気がする。

委員会の先輩から告白をされて、話しやすい人だと思っていたから付き合ったけど、結局いつもと同じ理由で振られてしまった。


「五人?とかかな」

「中二でその量もムカつくし、疑問系であんまり覚えてなさそうなところもムカつくな。本当、おまえはムカつくやつだ」

「なんでだよ。それに伊倉には話したことあるだろ。付き合ってもすぐに振られるって話」


最長で一ヶ月くらいしか続いたことがなく、決まっていつも同じセリフで振られるのだ。


「はーイケメンの無駄遣いしやがって。ちょっと整った顔で生まれてなんでもできる才能も持ってるのに、中身が無気力なんじゃなんの意味もねぇよな。毎回同じ理由で振られるのに、それでも付き合い続けて変わろうとしないおまえに問題があるんだぞ」

「…そんなの、言われなくても」


わかってる、と続けて教室に入ろうとしたところで、出てきた女子生徒とぶつかりそうになる。

綺麗なストレートボブが小顔をより引き立てている小柄な美少女、倉木茉耶(くらきまや)


「わ、ごめん。当たってない?」
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