俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
誠治は、心当たりがあった。誠治がテストで学年トップの点数を取ったあるとき。万年一位のやつが二位の座に引きずり降ろされたとき、その同級生は悲しみを憎しみに転化させた。まあ、女の字で『体育倉庫で待っています』なんて書かれた手紙が下駄箱に入っていて、それを見て喜々として向かった自分も愚かだったのだが。
三時間、埃っぽい倉庫に閉じ込められた。不幸なことにその日誠治は携帯電話を忘れ、誰にも連絡が取れなかった。巡回していた警備員が見つけてくれなければ、誠治は一晩を布団もない倉庫で、孤独と寒さと空腹に震えて過ごすことになっていただろう。
彼が閉じ込められているあいだに詰め込んだのだろう。誠治の下駄箱にはごみがいっぱいだった。空き缶や割れた瓶の欠片。卑猥な雑誌の切り抜きに開封済みの水を入れて縛ったコンドーム。
苦労して先日買ってもらったばかりのお気に入りのローファーを取り出すと、それは元のいろが分からないくらいに真っ赤だった。スプレーが吹きつけられていた。
中敷きにはこう書かれていた。
『貰われっ子。死ね』
三時間、埃っぽい倉庫に閉じ込められた。不幸なことにその日誠治は携帯電話を忘れ、誰にも連絡が取れなかった。巡回していた警備員が見つけてくれなければ、誠治は一晩を布団もない倉庫で、孤独と寒さと空腹に震えて過ごすことになっていただろう。
彼が閉じ込められているあいだに詰め込んだのだろう。誠治の下駄箱にはごみがいっぱいだった。空き缶や割れた瓶の欠片。卑猥な雑誌の切り抜きに開封済みの水を入れて縛ったコンドーム。
苦労して先日買ってもらったばかりのお気に入りのローファーを取り出すと、それは元のいろが分からないくらいに真っ赤だった。スプレーが吹きつけられていた。
中敷きにはこう書かれていた。
『貰われっ子。死ね』