俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
つもりだった。
「あっ」
意外と、優香は重かった。滑らすように布団に置くつもりが、ちょっと力が入ってしまい。途端。優香の顔がぱっと赤く染まり、鼻の穴が膨らみ、
「ひ、……ぎゃああああ!」
「えっなになに!?」素早く綾乃が身を起こす。綾乃を慌てて引きあげ、そして慣れた感じで胸に抱き、「よしよし、優ちゃん。大丈夫よ。ママがいるよ」と声をかける。
続いて綾乃は疑問を口にする。「なに。優香、どしたの。あなたまだ、寝返りも打たないし、ママのお腹から落ちたわけ、無いよね?」
「あ、おれ……」泣き声に妨げられつつもなんとか説明する。「おれが、優香を寝かせようと……」
「なに、やってるの」綾乃のためにしてやったことなのに。あろうことか綾乃が丈一郎を睨みつける。「……優香は、ラッコ抱きじゃないと、絶対に寝ないの。背中に布団がついちゃうと百パー起きるの。『モロー反射』って知らないの? ……ったく。もうさあ。……その辺、考えてから行動してくんない?」
丈一郎だって、ちゃんと考えた末で、正しいと思った行動を選択した。
なのに、この言われよう……。
「あっ」
意外と、優香は重かった。滑らすように布団に置くつもりが、ちょっと力が入ってしまい。途端。優香の顔がぱっと赤く染まり、鼻の穴が膨らみ、
「ひ、……ぎゃああああ!」
「えっなになに!?」素早く綾乃が身を起こす。綾乃を慌てて引きあげ、そして慣れた感じで胸に抱き、「よしよし、優ちゃん。大丈夫よ。ママがいるよ」と声をかける。
続いて綾乃は疑問を口にする。「なに。優香、どしたの。あなたまだ、寝返りも打たないし、ママのお腹から落ちたわけ、無いよね?」
「あ、おれ……」泣き声に妨げられつつもなんとか説明する。「おれが、優香を寝かせようと……」
「なに、やってるの」綾乃のためにしてやったことなのに。あろうことか綾乃が丈一郎を睨みつける。「……優香は、ラッコ抱きじゃないと、絶対に寝ないの。背中に布団がついちゃうと百パー起きるの。『モロー反射』って知らないの? ……ったく。もうさあ。……その辺、考えてから行動してくんない?」
丈一郎だって、ちゃんと考えた末で、正しいと思った行動を選択した。
なのに、この言われよう……。