俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
まっすぐに、愛を告白する男の目。
雷に打たれたように、動けなくなる。
愛は、本能を呪縛する。
「綾乃……」
切なげに目を細め。手の甲をそっとわたしの頬に滑らせるこの男は誰だろう。
彼の目にわたしはどんなふうに映っているだろう。
この瞳に浮かぶのは、驚愕? それとも当惑?
わたしの頬を挟み込み。上向かせ。己の意志を瞳だけで伝えるこの男は誰だろう。
鼻と、鼻がくっついてしまう。熱い、彼の呼吸がわたしの唇に降りかかり、胸が、高鳴りを覚える。これ以上不可能なくらいの接近値。初めて知る彼の肌の感触に――
引き出されるなにかがあった。
誰に対してもわたしはこんなふうになり得る?
ううん違う。
彼だから――
けいちゃんだから。
「キスしてよ、けいちゃん」
刹那、見開いた漆黒の瞳の残像が残り、直後、わたしの口内は彼の侵入を許していた。
* * *
超絶技巧を彷彿させる動きがわたしのなかで展開される。
彼の熱いざらざらとした感触の舌がわたしの歯列をなぞり、奥深くからわたしを引き出し、そして、さらっていく。
雷に打たれたように、動けなくなる。
愛は、本能を呪縛する。
「綾乃……」
切なげに目を細め。手の甲をそっとわたしの頬に滑らせるこの男は誰だろう。
彼の目にわたしはどんなふうに映っているだろう。
この瞳に浮かぶのは、驚愕? それとも当惑?
わたしの頬を挟み込み。上向かせ。己の意志を瞳だけで伝えるこの男は誰だろう。
鼻と、鼻がくっついてしまう。熱い、彼の呼吸がわたしの唇に降りかかり、胸が、高鳴りを覚える。これ以上不可能なくらいの接近値。初めて知る彼の肌の感触に――
引き出されるなにかがあった。
誰に対してもわたしはこんなふうになり得る?
ううん違う。
彼だから――
けいちゃんだから。
「キスしてよ、けいちゃん」
刹那、見開いた漆黒の瞳の残像が残り、直後、わたしの口内は彼の侵入を許していた。
* * *
超絶技巧を彷彿させる動きがわたしのなかで展開される。
彼の熱いざらざらとした感触の舌がわたしの歯列をなぞり、奥深くからわたしを引き出し、そして、さらっていく。