俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
渇いた大地に水が染み込むように、丈一郎の初めての気遣いが綾乃のなかに染み渡った。その感触を味わいながら、綾乃は、自然と溢れ出てくる涙を拭いもせず、静かに、自分のなかから生み出される様々な感情をこころの奥へと流し込み。まぶたを、おろした。
ブラックアウトはコンマ一秒でやってきた。台所洗剤も驚きの速さだった。
汗だくで綾乃は目を覚ます。……一気に、三時間も眠れた。連続でなんの邪魔もなく眠れ、頭がすっきりと冴えていた。ネットサーフィンもしてみたいという余裕もあるくらいだった。綾乃は、あたたかな布団を離れると暗い廊下を手探りで寝室の方向へと進む。電気を点けて丈一郎や優香を起こしてしまうのも悪いと思ったゆえ。素足なので床がとても冷たかった。冬の空気は冷えていた。静かな寝息が揃って聞こえることからして、ふたりとも、寝ている。――さて。
ブラックアウトはコンマ一秒でやってきた。台所洗剤も驚きの速さだった。
汗だくで綾乃は目を覚ます。……一気に、三時間も眠れた。連続でなんの邪魔もなく眠れ、頭がすっきりと冴えていた。ネットサーフィンもしてみたいという余裕もあるくらいだった。綾乃は、あたたかな布団を離れると暗い廊下を手探りで寝室の方向へと進む。電気を点けて丈一郎や優香を起こしてしまうのも悪いと思ったゆえ。素足なので床がとても冷たかった。冬の空気は冷えていた。静かな寝息が揃って聞こえることからして、ふたりとも、寝ている。――さて。