俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
綾乃と優香のいる寝室に丈一郎が自分の布団一式をセットし終えた頃には、綾乃は、身を立てて、静かに再び眠りだす我が子の背をさすっていた。できることなら、げっぷは、出させたい。だが今回は、なんだか無理そうだ……。
諦めて母子ともに横になる。すると。
五ヶ月ぶりに並んで寝そべり目を合わせる状況。丈一郎が――こっちを、見ている。
静かに、星のかがやくような美しい瞳で。――こんなに。
(瞳のきれいなひとっているんだなあ……)
感動すら覚える美しさ。友人時代、それに恋人時代。彼の瞳の綺麗さと、男らしい、決断力のある性格に、密かに魅了され続けたことを、いまここで綾乃は思い出した。思い返すことができた。
丈一郎は視線を外さない。「なぁに?」と綾乃が訊いてみると……、
「ごめんな」眉を下げて丈一郎は詫びる。「おれ……。
綾乃のこと、全然見れてやれなかった……。
綾乃に任せきりにして、それでいいって思い込んでた。
ひどいよな。家族なのに。許してくれとは言わない。でもおれ。――」
変わるから。
諦めて母子ともに横になる。すると。
五ヶ月ぶりに並んで寝そべり目を合わせる状況。丈一郎が――こっちを、見ている。
静かに、星のかがやくような美しい瞳で。――こんなに。
(瞳のきれいなひとっているんだなあ……)
感動すら覚える美しさ。友人時代、それに恋人時代。彼の瞳の綺麗さと、男らしい、決断力のある性格に、密かに魅了され続けたことを、いまここで綾乃は思い出した。思い返すことができた。
丈一郎は視線を外さない。「なぁに?」と綾乃が訊いてみると……、
「ごめんな」眉を下げて丈一郎は詫びる。「おれ……。
綾乃のこと、全然見れてやれなかった……。
綾乃に任せきりにして、それでいいって思い込んでた。
ひどいよな。家族なのに。許してくれとは言わない。でもおれ。――」
変わるから。