俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
いつだって明るくて余裕たっぷりのけいちゃんが、見るに、やつれていた。
会うのは一ヶ月ぶりくらいだろうか。
削げた頬。海の底よりも暗い瞳に怖気すら覚えたのだった。
「――悪い。もう一度言う。悪い。あのさ。綾乃――」
ふ、と自分から目を逸らし、まるで彼はひとりごとのように早口で言うのだった。
「……いまから言うことが生理的に無理だったら、おれのことこっから追い出して。
……仮に。『有り』だったら、うちに入れてくんない?」
「……というと」わたしはとりあえず彼を玄関に招き入れ、ドアの鍵を閉めた。
すると背の高い彼は高い位置からわたしを見下ろし、
「おまえのおっぱいに顔を埋めて寝たいんだけど」
会うのは一ヶ月ぶりくらいだろうか。
削げた頬。海の底よりも暗い瞳に怖気すら覚えたのだった。
「――悪い。もう一度言う。悪い。あのさ。綾乃――」
ふ、と自分から目を逸らし、まるで彼はひとりごとのように早口で言うのだった。
「……いまから言うことが生理的に無理だったら、おれのことこっから追い出して。
……仮に。『有り』だったら、うちに入れてくんない?」
「……というと」わたしはとりあえず彼を玄関に招き入れ、ドアの鍵を閉めた。
すると背の高い彼は高い位置からわたしを見下ろし、
「おまえのおっぱいに顔を埋めて寝たいんだけど」