俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~

 彼女の魅力的な肢体を包むのは、ただのエプロンという布切れ一枚のみ。滑らかな背中や腰に続く曲線。見ているだけで、欲情する。

 丈一郎は、頭のなかで、かばんのなかの避妊具の入っている位置を確認した。すぐに取り出せるようにしなくては。

「おかえり、けいちゃん」綾乃がようやく丈一郎に顔を向けた。すると恥ずかしげに頬を染め、「……じゃなくて。おかえりなさい、ご主人様……」

 こちらに近寄る綾乃の姿を、丈一郎は生涯忘れたくないと思った。

 長い髪は後ろに一本にまとめられ。

 感度のいい首筋。触り心地のいい肩、そして手に繋がるラインがあらわとなっており。

 あの、魔性の膨らみはブルーの布地に覆われており。

 丈一郎が触れて以来成長したそこは、こんなに大きいんだぞ、と存在を主張している。

 エプロンの丈は膝の半分ほど。
< 54 / 259 >

この作品をシェア

pagetop