俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
「やからあんたから『けいちゃんとつきあい始めた』って報告受けたときにな、すっごく安心してん。
……あんだけ思い続けておる男なら、あんたんこと、悪いようにはせんやろと思ったし……」
綾乃が恵琉に丈一郎のことを話したのは電話でだった。同時に、一条に振られたことも明かすと、恵琉は怒り狂った。『なにそれ。殴り飛ばしたいわ!』と綾乃が心配になるくらいに激高したのだった。
そのとき、すこし落ち着くと、恵琉は明かしたのだった。『ほんでも、……別れたんは正解やったとは思うわ。
あんたたちの関係、奇妙やったやろ?』
恵琉は、一条と面識があるわけではないが、綾乃の話を聞くうちに、心配になってきたのだそうだ。
一条誠治は、綾乃と将来を共にする気がないのではないかと。
恵琉のその心配は的中したわけで、綾乃の初めての恋は、別の女性と結婚を決意した彼氏に別れを告げられるというかたちで幕を閉じた。
恵琉は、若いうちから子育てを開始したというだけあって、他人に対して自分の考え方を押しつけたりしない。これも、綾乃が恵琉と仲良くし続けたいと思う理由だった。
……あんだけ思い続けておる男なら、あんたんこと、悪いようにはせんやろと思ったし……」
綾乃が恵琉に丈一郎のことを話したのは電話でだった。同時に、一条に振られたことも明かすと、恵琉は怒り狂った。『なにそれ。殴り飛ばしたいわ!』と綾乃が心配になるくらいに激高したのだった。
そのとき、すこし落ち着くと、恵琉は明かしたのだった。『ほんでも、……別れたんは正解やったとは思うわ。
あんたたちの関係、奇妙やったやろ?』
恵琉は、一条と面識があるわけではないが、綾乃の話を聞くうちに、心配になってきたのだそうだ。
一条誠治は、綾乃と将来を共にする気がないのではないかと。
恵琉のその心配は的中したわけで、綾乃の初めての恋は、別の女性と結婚を決意した彼氏に別れを告げられるというかたちで幕を閉じた。
恵琉は、若いうちから子育てを開始したというだけあって、他人に対して自分の考え方を押しつけたりしない。これも、綾乃が恵琉と仲良くし続けたいと思う理由だった。