俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
「あ。ひあ、あっ……」綾乃は切ない声を放つ。
手加減した彼の力が、愛おしい。
「……気持ちいいの、綾乃?」彼の、低い声がここちよく綾乃の耳に響く。続いて、髪を優しく撫でてくれる彼の動きが伝わる。
「うん……」目を閉じたまま綾乃は答える。まだ、自分の世界から出ていけない。
すると、丈一郎は、綾乃の腰に手を回すと、くるりと上下を入れ替え、
「今度は、おれのことを気持ちよくしてよ……」
* * *
丈一郎の厚い胸板に手を添え、ふと綾乃は考える。
毎日のことなのにこうなってみると、いつも丈一郎が、どんなふうに動いていたかが、分からない。
案外、難しいものだ。
丈一郎なら、初めてのことであっても、難なく行えるだろうに……。
腰を動かしてみる。でもなんだか物足りない。丈一郎がするほどには、うまく行かない。
どう動けばいいのかまったく分からない。
どうすればいいのだろう。
救いを求めて目を開いた。丈一郎は真っ直ぐに綾乃のことを、見つめていた。
手加減した彼の力が、愛おしい。
「……気持ちいいの、綾乃?」彼の、低い声がここちよく綾乃の耳に響く。続いて、髪を優しく撫でてくれる彼の動きが伝わる。
「うん……」目を閉じたまま綾乃は答える。まだ、自分の世界から出ていけない。
すると、丈一郎は、綾乃の腰に手を回すと、くるりと上下を入れ替え、
「今度は、おれのことを気持ちよくしてよ……」
* * *
丈一郎の厚い胸板に手を添え、ふと綾乃は考える。
毎日のことなのにこうなってみると、いつも丈一郎が、どんなふうに動いていたかが、分からない。
案外、難しいものだ。
丈一郎なら、初めてのことであっても、難なく行えるだろうに……。
腰を動かしてみる。でもなんだか物足りない。丈一郎がするほどには、うまく行かない。
どう動けばいいのかまったく分からない。
どうすればいいのだろう。
救いを求めて目を開いた。丈一郎は真っ直ぐに綾乃のことを、見つめていた。