追う恋はもうしたくない恋愛弱者の私、釣り合うはずのない敏腕ハイスペ社長に追われています
『そのときなんて言われたの?』
「えっ」
困惑が声に滲む。
私が勝手に明かしていいんだろうか。鵜ノ崎さんのプライバシーというか尊厳に関わる話なのでは、と迷いつつも、おずおずと口を開く。
「お、……お……」
『お?』
「追いかけ尽くすから、柊木はそれ眺めてればいいよ、的な……」
『ベタ惚れじゃ~ん』
あっはは、と高らかに笑う姉の声を聞きながら、ごめんなさい姉にバラしてしまいました、と心の中で鵜ノ崎さんに謝る。
『いや~、すごいな歩加は。愛されまくりじゃん』
「愛され……そ、そんなわけ」
『あるでしょ。いつから追われてるの?』
尋ねられ、ええと、とこれまでの経緯を振り返る。
「二週間くらい前からかな。本人的にはもっと前から頑張ってくれてたみたいで」
『もっと前から? 気づかなかったんだ、あんた?』
「うん。恋とかもうしたくない気持ちが強すぎて、目に留まってもことごとくスルーしてた可能性が高い」
『おもしろ。社長さんかわいそすぎて笑う』
姉はもはや完全に楽しんでいる。
「えっ」
困惑が声に滲む。
私が勝手に明かしていいんだろうか。鵜ノ崎さんのプライバシーというか尊厳に関わる話なのでは、と迷いつつも、おずおずと口を開く。
「お、……お……」
『お?』
「追いかけ尽くすから、柊木はそれ眺めてればいいよ、的な……」
『ベタ惚れじゃ~ん』
あっはは、と高らかに笑う姉の声を聞きながら、ごめんなさい姉にバラしてしまいました、と心の中で鵜ノ崎さんに謝る。
『いや~、すごいな歩加は。愛されまくりじゃん』
「愛され……そ、そんなわけ」
『あるでしょ。いつから追われてるの?』
尋ねられ、ええと、とこれまでの経緯を振り返る。
「二週間くらい前からかな。本人的にはもっと前から頑張ってくれてたみたいで」
『もっと前から? 気づかなかったんだ、あんた?』
「うん。恋とかもうしたくない気持ちが強すぎて、目に留まってもことごとくスルーしてた可能性が高い」
『おもしろ。社長さんかわいそすぎて笑う』
姉はもはや完全に楽しんでいる。