独占欲に火がついた御曹司が溺愛猛追で鉄壁ガードを崩してきます
「ほ、本当ですか。私、なにか変なこと、言ってなかったですか」
「いや、あんなに合わせてもらえるとは思ってなかった。急だったのにすごいよ」

 ようやく鵜ノ崎さんと目が合う。
 庭を薄く照らす明かりに照らされた彼の目は、きらきらと感動に輝いているように見えた。

「お礼をさせてほしい。いつもみたいな飯だけじゃ味気ないな、どうしようか」
「えっ? と、とんでもない、私は自分の仕事をしたまでですので気にしないでくださ……」
「仕事ならなおさらだろ、報酬は受け取らなきゃ駄目だ。それに」

 両手を振って慌てて告げた返事は、すぐさま遮られる。
 輝かせていた双眸をすっと細めた鵜ノ崎さんは、いつの間にか悪い笑みを浮かべていて、ぎょっと肩が強張った。

「もっと恋人らしいことをするべきだ。誰の目にも自然に見えるように」
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