独占欲に火がついた御曹司が溺愛猛追で鉄壁ガードを崩してきます
第4話 最悪の再会と10年越しのデジャヴ

《1》

 あえなく週は明け、月曜。
 洗面台の鏡の前で、私は深い溜息を落とした。目の下にはうっすらと黒ずんだくまが浮かんでいる。

 土曜のクルーズデートの後、自宅アパートへ送り届けられ、一夜明けた昨日は鵜ノ崎さんからなんの連絡もなかった。

 ひとりで悶々と考え込んでばかりのどうしようもない休日は、朝から晩まで家から出ることもなく終了した。
 散らかり気味の自室で、愛用しすぎてだるだるに伸びたルームウェア姿のまま、まさに〝無〟の休日を過ごした。心はさっぱり休まらなかったし、夜もうまく寝つけなかった。

 あのデートは、私たちにとって、なんだったんだ。

 日中の時間帯を選んでくれたのは、鵜ノ崎さんの配慮なのだろう。
 日中であのドキドキ感だったのだ。夜のデートだったら、それこそ私は勘違いコースまっしぐらだった可能性が高い。
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