完璧王子×天然お嬢様~政略結婚のお相手は、喧嘩も強いんです~
その時、要さんが振り向き、私たちに気付いた。
「花音」
「……あ」
呼ばれて近づく。
すると、茶髪の男性がにっと笑った。
「おー、この子が花音か!」
「気安く呼ぶな」
要さんが不機嫌そうに即答する。
すると隣の眼鏡の男性が、小さく頭を下げた。
「初めまして、花音様」
とても丁寧な口調。
「私はFと申します」
「えっ、あ、初めまして……」
戸惑いながら頭を下げる。
〝F〟って……コードネーム?
前に要さんの部屋で夜中に聞いた声に……似ている。
すると今度は茶髪の男性がひらひら手を振った。
「俺はN。よろしくな」
「よ、よろしくお願いします……」
この人は……軽いけど、どこか空気が鋭い。
「こいつらは……前に話したことある〝黒耀〟のメンバーだ」
あ……要さんが作った、組織の……?
改めて二人を見ると、穏やかな表情をしていて普通の人たちだった。
「そうなんですね……姿を見せない人たちだと思っていたので、びっくりしました」
「ああ、今回こいつらがアルティウスの不振な動きに気付いて後を追ってくれたんだ。通報してくれたのもこいつらだし」
「いえいえ……とんでもございません」
Fさんが謙遜しながら俯く。
「花音」
「……あ」
呼ばれて近づく。
すると、茶髪の男性がにっと笑った。
「おー、この子が花音か!」
「気安く呼ぶな」
要さんが不機嫌そうに即答する。
すると隣の眼鏡の男性が、小さく頭を下げた。
「初めまして、花音様」
とても丁寧な口調。
「私はFと申します」
「えっ、あ、初めまして……」
戸惑いながら頭を下げる。
〝F〟って……コードネーム?
前に要さんの部屋で夜中に聞いた声に……似ている。
すると今度は茶髪の男性がひらひら手を振った。
「俺はN。よろしくな」
「よ、よろしくお願いします……」
この人は……軽いけど、どこか空気が鋭い。
「こいつらは……前に話したことある〝黒耀〟のメンバーだ」
あ……要さんが作った、組織の……?
改めて二人を見ると、穏やかな表情をしていて普通の人たちだった。
「そうなんですね……姿を見せない人たちだと思っていたので、びっくりしました」
「ああ、今回こいつらがアルティウスの不振な動きに気付いて後を追ってくれたんだ。通報してくれたのもこいつらだし」
「いえいえ……とんでもございません」
Fさんが謙遜しながら俯く。