この先もずっと願っているよ
「先輩、わたし尚人先輩のことが好きです‼︎私と付き合ってください」
ついに言った、言っちゃった。もう後戻りはできない。
「俺も茅ちゃんのことが好きだよ」
また、涙が出てしまう。無理だって思ってたのに叶った私の初恋。
「先輩!私をよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくね」
「はい!夢見たいです」
「俺もそう思う。茅ちゃんがいなかったら、俺変わらなかったから…憧れでもあったんだよ」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ。あっ。あれ真由美さんじゃない?」
そう言われ室内のフードコートを見る。確かに私を探している真由美がいた。
「先輩、えーっと」
「俺はそろそろ友達のところに戻るよ」
「あ、ありがとうございます!」
「うん、友達も大切だしね。その代わり今度どこかに遊びに行こうね」
「はい!」
「あっ今日の茅ちゃんもいつもと違って可愛いね。それじゃぁ」
最後に可愛い発言をして去っていく尚人先輩。顔が熱くなる。ずるい!本当に先輩はずるい。
顔の熱を冷ましながら、真由美に駆け寄る。
「茅〜!見てこれ美味しそうなチョコ!」
「すごい買ったね」
「あーえーっと、新商品なのに安かったからね〜!後でご飯と一緒に食べよう!それより私聞きたいことがあるの」
なにか気まずそうに話していたのに、急に顔を輝かせた真由美。
「なに?」
「"先輩"となにがあったか教えてよね」
「なんで知ってるの⁉︎」
「今さっきみたからね!ほら!早くご飯買って話聞かせて〜」
顔を輝かせて、チョコが入っている紙袋を揺らしながら先に席に向かう真由美。教えていないのに外の席に向かっているということは……。
「真由美、実は知ってたんでしょ!」
「あはっ、バレちゃった」
「もう!」
そうして、真由美に尚人先輩と付き合ったことを話し、大きい声を出しすぎて店員さんに少し注意される。
そんなこんなで、楽しく一日を終えた。尚人先輩や真由美ともずっと楽しい毎日が過ごせますように!そう未来に期待を向けて願う。
後日、約束通り尚人先輩とお出かけに行った話も真由美にすることになるのであった。