きみが春なら
Side.H
『まともな家庭で育っていない』、
『子供が育てられる訳がない』。
それは今までかけられたどんな言葉より、私の心を突き刺した。
濡れた体が冷えていく。
今日まで自分なりに歩んできた事。優しかった両親の事。全てを否定されたようで目の前が暗くなる。
ジュリが泣きながら私の背中に腕をまわす。いつのまにか私が支えられる側になっていた。
女王様がまだ何か言っている気がしたけれど、もう耳に入らなかった。
「……え」
その時、横から手が伸びてきて。
今度は私が、誰かに背に庇われた。
『子供が育てられる訳がない』。
それは今までかけられたどんな言葉より、私の心を突き刺した。
濡れた体が冷えていく。
今日まで自分なりに歩んできた事。優しかった両親の事。全てを否定されたようで目の前が暗くなる。
ジュリが泣きながら私の背中に腕をまわす。いつのまにか私が支えられる側になっていた。
女王様がまだ何か言っている気がしたけれど、もう耳に入らなかった。
「……え」
その時、横から手が伸びてきて。
今度は私が、誰かに背に庇われた。