【檻の中、蝶は愛に溺れる。】
そんな蝶花の話し相手は大体四葉(ヨツバ)を始めとした使用人だ。

四葉は蝶花が小さい頃から面倒を見ており、蝶花も心を許している。

学校も行けないため、四葉が家庭教師となって、勉強や裁縫などを教えてくれていた。

でも、よくある小説にあるように、蝶花は虐待されていない。

喧嘩や戦争とは無縁の平和な生活である。

白雪家は現在、琉李(ルイ)が当主で、奥方にあたるのが花佳(ハナカ)

そして、長女――次期当主の百合花(ユリカ)、次女の寿々花(スズナ)

この5人で構成されている。

特に煉杜と杏は彪斗の強い力を受け継いでいて、萌寧は檸凪の癒す力を継いでいる。

本当にすごい家系ね、と蝶花は日々感じている。

だからこそ、いい扱いを受けていても、やはり自分は無能なのだと日々痛感してしまうのである。
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