ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「まひろは隠し事が苦手だから、すぐに顔に出るんだよ」

平に言われて、はっとする。
やばやばっ!
思いっきり、顔に出ていたみたい!

『まひろ様!』

パチャパチャ。
このまま隠れても無駄と悟ったナナちゃんが、わたしの席までやってくる。

『平様には、ナナの存在はバレバレみたいですね』
「うん。平は、あやかしが見えるからね」

平は、小学校の時からの(くさ)(えん)
わたしと同じく、『あやかし』を見ることができる数少ない人。
いつも何かとフォローしてくれる、頼りになる幼なじみだ。
平も、あやかしが見えるから、わたしと同じく、クラスの男の子たちから冷やかされることがある。
だけど、明るい性格だからか、友達はそこそこ多いみたい。
ちなみにわたしには、平以外の友達はほとんどいない。
幼い頃は、それで落ち込んでいたけれど。
今は平とナナちゃんがそばにいてくれるから、周りの人たちから悪口を言われても気にしていないんだ。

「あのね、平。放課後、ちょっと相談に乗ってくれる?」
「また、変なこと、仕出(しで)かしたんだろう」
「うぐっ……」

図星なので、何も言えない。
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