ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「どうやら、おまえは強力な封印を解く力を持っているようだな」
「まひろ、何か、様子がおかしい」
「……うん」

平の言葉に、わたしは警戒するようにうなずいた。
この人は、魔よけ石の封印のことを知っている。
どういうことだろう。

(うーん。謎すぎる)

ぜんぜん、分からないよ!
頭を悩ませていると、ナナちゃんが勢いをつけて、わたしに詰め寄った。

『まひろ様、平様、あのお方は人間ではありませんの! カラス天狗ですの!』
「えっ? カラス天狗?」
「マジか!」

ナナちゃんの説明に、わたしは目を丸くし、平は食い気味で叫ぶ。

『まひろ様、バーコードリーダーですの!』

ナナちゃんの声に反応して、カバンに入っていたバーコードリーダーの赤いレーザー光が、夕闇の境内に伸びた。
すると、スーツの男の人の背中から、巨大な翼が広がる。

「やれやれ。アマビエは、俺様の正体に気づいたか」
「えっ!? あやかし!」
「そういうことさ!」

ぱりっとしたスーツが裂け、中から漆黒の羽根が舞い散る。
メガネの奥の目が真っ赤に光り、それは不敵に笑う。

「あの時のカラス天狗さん……!」
『ご名答!』

正体を現したカラス天狗さんに、わたしは驚いて二度見した。
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