ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「うわわわわ……!」

そうこうしている間にも、空から無数の光の槍が降ってくる。
カラス天狗さんが、数多の光の槍を地上に落としてきたのだ。
うわあっ!
カラス天狗さんは本気だ!
本気で、わたしの命を狙っている!
このままじゃ、大変なことになってしまうよ!

「まひろ、ここは任せろ!」
「平!」

平がぐいっと、わたしを守るために前に出る。
近くに落ちていた木の棒を振り回して、カラス天狗さんの注意を引き付けてくれた。

「このっ!」

平が棒を振るたびに、空気がパチパチと()せて光の槍を弾き飛ばしていく。
すごい!
今の平、まるでヒーローみたい!
その隙に、わたしはカラス天狗さんの裏をかくためにかけ足で急ぐ。

『まひろ様、ナナにお任せですの!』
『ええぃ! 邪魔をするな、アマビエ!』

ナナちゃんのサポートを受けながら、カラス天狗さんがいる方向へと必死に走る。
だが、それをこばむように、カラス天狗さんがビューと風を巻き起こす。
嵐のような突風に、目を開けているのもやっとだった。
でも、平とナナちゃんが作ってくれた、このチャンスを絶対に無駄にはしたくない!

「まひろ、あいつの胸の真ん中を狙え! そこにバーコードが見える!」

平の瞳が金色に輝き、導くように指差した。
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