ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「確かに、反抗期気味のカラス天狗かも……」
『はあっ!? なんだ、それは!! 俺様は反抗期気味じゃなぁぁぁぁぁいーーーー!!』

カラス天狗さんはなす術もないまま、バーコードリーダーにずばーっと吸い込まれていった。
「ピッ!」という電子音とともに、画面に【収受完了】の文字が出る。

「カラス天狗さんの危険度は中……」

わたしは画面に浮かんだ、カラス天狗さんのデータを確認する。

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【品名】反抗期気味のカラス天狗
【価格】怒涛のプライスレス
【危険度】★★★
【属性】悪性

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わたしが持っているのは、『特別製のバーコードリーダー』。
妖怪に含まれる情報を読み取り、デジタルデータに変換する分析機能がついている。
初めて出会った時、『わたしの力』を見抜いたナナちゃんがくれたんだ。

「はあはあ……。ドタバタしたけれど、何とかなったみたい……」

気が抜けたら、どっと疲れが押し寄せてくる。

「……まひろ、大丈夫か?」

平が優しく、手を差し出してくれる。
その温かな手をつかむと、わたしはその場からゆっくりと立ち上がった。
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