ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「終わりじゃ、ない……?」

そう口にした途端、バーコードリーダーが、何かを知らせるように鳴り響く。
画面には、黄金色に輝く『新たなデータ』が出現していた。

************

【品名】????の王
【価格】絶望のプライスレス
【危険度】不明
【属性】不明

************

「……えっ?  王……?」

わたしは息を呑んで画面を見つめる。

「何だよ、これ?」

のぞき込む平の金色の瞳が、前よりもずっと深く、美しい光を放っているような気がした。
不意に背後から、ココネちゃんを抱きしめたままの蒼生くんが静かに告げた。

「まひろさん。君のそのリーダーが示した通りだよ。……君が封印する鍵……『封印の巫女』なら、隣にいる平くんは、すべてのあやかしを統べる『黒の王』なんだ」

夕闇が迫る商店街。
人影の消えたアーケードに、蒼生くんの静かな声が響き渡った。

「まひろが封印の巫女で、俺が黒の……王? 蒼生、おまえ、さっきから何を言って……」

平が戸惑いながら、自分の手を見つめる。
すると、その指先から、夕日よりも濃い黄金のオーラがゆらりと立ち上がっていた。
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